弁護士費用が無い場合の債務整理はどうすればいい？

債務整理はうまくいけば債務の減免を受けられる魅力的な制度ですが、その一方で手続きを進めるためには専門的な法律の知識が不可欠であるため、債務者が自分一人で進めるのは必ずしも容易ではありません。そこで、多くの場合は法律のプロフェッショナルである弁護士に依頼することになるのですが、そうすると当然ながら報酬を支払う必要が生じます。債務整理が必要になるほど逼迫している債務者が、弁護士報酬を支払うのはかなり厳しいはずですが、そのような場合にはどういった対応が考えられるのでしょうか。
今回は弁護士費用が無い場合の債務整理について解説します。

分割払いにしてもらう

まず、一つ目の方策となり得るのは、弁護士に相談して報酬の分割払いを認めてもらうというやり方です。債務整理ができれば、債務の返済が減免されるため、多くの場合は少しずつでも弁護士報酬を支払える余裕が出てくるはずです。一括で支払うのは困難でも、分割払いであれば対応可能なケースは少なくないはずなので、報酬を支払う意思があるのであれば、まずはこの方法を試してみると良いでしょう。

法テラスの利用

そもそも債務整理ができたとしても弁護士報酬を支払うのは厳しいというような場合は、法テラスの利用を検討してみるという手があります。法テラスというのは、市民がより身近に法曹サービスを受けることができるようにするために国が設立した機関で、これを利用すれば所属している弁護士がリーズナブルな費用で債務整理手続きをはじめとした様々な法的手続きをサポートしてくれます。また、支払いが困難な人々を対象として、弁護士費用を立て替えてもらえる制度や、生活保護者であれば弁護士費用が免除される制度も用意されているので、必要な条件を満たしているのであれば、積極的に利用すると良いでしょう。

当事務所では、自己破産、任意整理、個人再生、個人事業主・法人の破産等幅広く債務整理のご相談に対応しております。依頼者の方の不安な気持ちを解消できるよう努めておりますので、債務整理について相談ができる弁護士を広島でお探しの際はお気軽にお問い合わせください。